からだトピックス

　いよいよウインタースポーツの季節がやってきましたね。最近ではスノーボードでケガをする人も増えてきました。これからの季節は、小野整骨院でもスキーやスノーボードでケガをされた方の来院が多くなります。

　スキーに比べてスノーボードは両脚が同一平面上に固定され、また板が短い分、転倒したときに膝や足首にかかる捻る力が少ないと言われています。その代わり、頭や腕を打つことによる外傷、頭部外傷や肩・肘・手首の捻挫や骨折が多く見られます。

　これらのケガを防ぐには、やはりプロテクターなどの防具をしっかりと装着することが必要なことは言うまでもありません。最近ではプロテクターの種類も豊富になり、ウェアの中に装着することでファッション性も損なわず、安全性を向上させることもできます。

　そのほかの予防対策としては、上手な転び方（転倒の指導）があります。技術レベルと骨折の部位の関係では、中級者から上級者では肩の骨折が多く、初級者では肘・手首の骨折が多くを占めます。

　経験が豊富なスノーボーダーは手をつくことによる危険性に対する認識が高く、手をつかず肩から転ぶためであり、初級者はとっさに手を出し手首や肘の骨折を起こすことが多いと言われています。

　スノーボードによるケガの70％以上が手をついて起こる手と肘のケガであるため、きちんとグローブを着けること、転倒時に手をつかないような転び方をマスターすることが、スノーボードによるケガの予防にとって非常に重要だということです。

　それともう一つ、スノーボードに限らずスポーツ全般に言えることですが、睡眠時間を含めて無理のない、安全な計画を立てることが大事です。寝不足や疲労による集中力の欠如は、思わぬ事故につながり非常に危険です。

　それでは、ケガ無く、痛み無く、安全にスポーツを楽しみましょう！