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| からだトピックス |
■レントゲンでもわからない、後から出てくる疲労骨折 − 2005/06/22 −
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骨の外傷といってまず思い浮かぶのがやはり骨折です。通常は転んだり、ぶつけたり、また捻ったりと骨の耐えられる力以上の外力が掛かることにより発生します。しかし骨折を起こす程ではない非常に軽微な外力でも、骨の一定部位に繰り返しストレスが加わった場合に疲労現象が起こり骨折を生じることがあります。一般に疲労骨折と呼ばれスポーツなど特定の運動を繰り返す場合に、各競技により特有な部位に疲労骨折を起こすことが知られています。
疲労現象とは、針金を繰り返し曲げ伸ばししているのと同様の機序によって起こりますが、常に生体反応としての修復機転すなわち骨膜反応や仮骨形成がみられる点が金属と骨との違いといえます。
痛みが出現した早期のレントゲン像では骨膜反応だけのため異常所見はなく、2〜3週間後に亀裂骨折が認められ、経過とともにふくらんだ形に仮骨形成が行われ疲労骨折と診断されます。
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中足骨の疲労骨折
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腓骨の疲労骨折
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医学書院 標準整形外科学第6版より転載
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環境や習慣を変えて激しい運動を繰り返したときなどに起こることが多く、ほとんど全身の骨に発生しますが特に下肢に多く見られます。発症年齢は発育期の10歳代に集中し、以前は軍隊の訓練などで起こることが多かった足の甲の中足骨に起こる『行軍骨折』は、あらゆる競技種目で発生することから特に有名です。足のすねの脛骨や腓骨に起こるランナー骨折もめずらしくありません。
中学・高校に進学したばかりの新入部員は、特に気をつけなければなりません。痛みが出たら無理をせず練習を中止し、早めに整骨院や整形外科などケガの治療を専門に行っている医療機関を受診して下さい。
多発する部位と競技種目
1)前腕の尺骨(肘から下の小指側の骨)・・・中央部で骨折し、剣道に多い。
2)肋骨(胸の骨)・・・ゴルフや野球のスイング動作で発生する。
3)腰椎(腰の背骨)・・・スポーツ選手では腰椎分離症もこの病態に含むことがある。
4)骨盤の恥骨(下腹部の骨)・・・長距離選手に多い。
5)大腿骨(太ももの骨)・・・長距離選手に見られる。
6)下腿部の脛骨(膝から下の内側の骨)・・・身体中で最も発生頻度が高く、上1/3
部に起こるものを疾走型骨折、下1/3部に起こるものを跳躍型骨折という。
7)下腿部の腓骨(膝から下の外側の骨)・・・うさぎ跳びで起こる。
8)踵骨(かかとの骨)・・・長距離選手に起こる。
9)足の舟状骨(土踏まずの骨)・・・陸上やバスケットボール選手に起こる。
10)中足骨(足の甲の骨)・・・あらゆる競技種目に発生し、第2・3中足骨に多く『行軍
骨折』とも呼ばれる。
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