Archive for the ‘からだトピックス’ Category

からだトピックス一覧

2005-08-05

 

 Vol.04 夏場の冷えにご用心 ~冷房病にならないために~

 Vol.03 真夏のスポーツと水分補給 ~熱中症対策として~

 Vol.02 レントゲンでもわからない、後から出てくる疲労骨折

 Vol.01 スポーツ障害・ランニングと膝の痛み(腸脛靭帯炎)

 

 

 

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夏場の冷えにご用心 ~冷房病にならないために~ Vol.04

2005-08-04

毎日暑い日が続き、職場や家庭で一日中冷房の中という方もいらっしゃると思います。涼しいと感じる程度ならまだしも、頭痛、肩こり、身体のだるさを感じているようなら要注意!冷房病になっていることも考えられます。日常生活に支障をきたしたり、様々な疾患が潜んでいる可能性もありますので、予防や対策などの注意が必要です。

 

冷房病とは、夏場に冷房などで手足や腰が冷えて起こる肩こりや頭痛、だるさ、のぼせ、不眠、めまいなどの症状の総称です。夏になると人間の身体は毛細血管を広げて熱を放出し、汗をかいて体温を下げようとしますが、血管が縮みにくくなっているため、冷房のきいた室内では体内の熱が逃げすぎて体温が必要以上に低下してしまいます。

 

身体が対応できる温度差は5度前後といわれており、夏場の室内外の急激な温度変化で、自律神経のバランスが崩れ、体温調節や発汗といった機能が狂い悪循環を繰り返した結果、冷房病に至ると考えられています。

 

ある医療機関が行った冷えに関する調査で は、30代未満と更年期以降の世代を中心に、女性の3人に1人は冷え症に悩んでいるという結果がでました。さらに『夏でも手足、腰が冷える』『冷房中に頭痛、肩こりなどで調子が悪くなる』といった冷房病の症状を訴える人の多さが目立ったそうです。

 

では、同じ環境にいても冷房病の症状を訴える人と、何も感じない人がいるのはなぜでしょうか。それは冷房以外の様々な疾患や体質、生活習慣が関係してくる場合が多く、ストレスとも関係していて、ストレスを感じやすい人は冷え症の症状も感じやすいからなのです。

 

また、甲状腺機能低下症や貧血、糖尿病、動脈硬化症などの疾患が原因となることもあります。高齢者に冷えが多いのは、動脈硬化や糖尿病の影響が大きいと言われています。低血圧や、やせ体質の人も注意が必要です。専門的な検査としては、末梢血流量を調べる冷水負荷試験や、自律神経機能検査などがあります。

 

生活習慣では、食生活や運動不足、環境要因が考えられます。若い女性の冷えは無理なダイエットによる筋肉量の低下などが背景にあると言われています。さらに、夏場は肌の露出や冷たいものの飲みすぎ食べすぎにより、身体を冷やし体内の熱の発生を抑制する原因となります。

 

それでは、冷房病にならないための予防と対策はどの様にしたら良いのでしょうか?

 

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まずは上記の対策を心がけること。また、生活習慣を変えたりストレス解消を図ることも大切です。これだけでも大分違ってくるはず。夏場といってもやはり冷えには要注意です!

 

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真夏のスポーツと水分補給 ~熱中症対策として~ Vol.03

2005-07-15

 

これからの季節、来院される皆様によくお話することがあります。真夏のスポーツや仕事など、また日常生活においてもそうですが、熱中症の予防と対策についてです。

 

熱中症とは高温下での運動や労働のため、発汗機能や循環系に異常をきたして起こる病気で、体温上昇、発汗停止とともに虚脱・痙攣(けいれん)・精神錯乱・昏睡(こんすい)などを起こし、生命の危険を伴うこともある状態です。

 

高温環境下では発汗、塩分喪失により脱水および電解質異常が起こり、さらに高湿度が加わると体内の熱放散が低下し、体温上昇が助長され体温調節機能が障害され熱中症に至ります。

 

 

熱中症の分類

 

熱中症は次の3型に分類されます。

 

1.熱疲労

熱放散を高めるために増加した皮膚血流に見合う心拍出量の増加が維持できず、臓器循環不全が出現することにより起こります。倦怠感、頭痛、視野狭窄、頻脈、血圧低下などの症状をきたします。

 

2.熱痙攣

電解質異常により、筋肉の発作性痙攣を主徴とするもので、頻脈、尿量減少、尿中・血中ナトリウムの低下がみられます。

 

3.熱射病

高温・多湿の環境下で体温調節機能が障害された結果、体温上昇、意識障害、痙攣、血圧低下などの症状を呈する状態になります。熱中症のなかで最も重症であり、循環不全や血管内皮障害による全身性血管内凝固症候群から脳浮腫・出血、心筋障害、腎不全、肝不全、筋肉融解などの多臓器障害を合併し、死に至ることもあります。

 

いずれの場合においても、まず全身の冷却、水分補給、電解質の補正が必要となります。

 

 

≪全身の冷却≫

日陰の涼しい場所に移動し、衣服を脱がせます。また霧吹きで身体をぬらし、うちわなどで送風します。氷で体表を冷却したり、頚部、鼠径部の動脈血を冷却することも有効です。

 

 

≪水分・電解質の補給≫

経口的に水分や0.1%の食塩水を補給します。意識レベルの低下などの意識障害がある場合は生理的食塩水の点滴や静脈注射が必要になるため早急に医療機関へ搬送します。

 

 

熱中症の予防と対策

 

熱中症が起こりやすい環境条件として、湿球温度、黒球温度、乾球温度から危険度の指標が示されています。危険度が高い条件下では休憩を頻回にとり、水分・塩分の補給を行うこと、症状に注意し早めに対応することが大事です。真夏などの高温多湿で環境条件が悪い場合は昼間のスポーツ活動をやめるなど、練習メニューの変更も必要です。

 

 

WBGT 危険度 警告
~18℃ 低 い

熱障害は起こりうるので、やはり注意が必要

18~22℃ 中等度

熱障害の徴候に注意し、必要ならペースダウン

23~28℃ 高 い

ペースダウン トレーニング十分でないものは中止

28℃~ 極めて高い

ペースを十分に落としても不快が起こる。

競技を行ってはならない

WBGT(黒球湿玉温度)=0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度

 

 

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レントゲンでもわからない、後から出てくる疲労骨折 Vol.02

2005-06-22

 

骨の外傷といってまず思い浮かぶのがやはり骨折です。通常は転んだり、ぶつけたり、また捻ったりと骨の耐えられる力以上の外力が掛かることにより発生します。しかし骨折を起こす程ではない非常に軽微な外力でも、骨の一定部位に繰り返しストレスが加わった場合に疲労現象が起こり骨折を生じることがあります。一般に疲労骨折と呼ばれスポーツなど特定の運動を繰り返す場合に、各競技により特有な部位に疲労骨折を起こすことが知られています。

 

疲労現象とは、針金を繰り返し曲げ伸ばししているのと同様の機序によって起こりますが、常に生体反応としての修復機転すなわち骨膜反応や仮骨形成がみられる点が金属と骨との違いといえます。

 

痛みが出現した早期のレントゲン像では骨膜反応だけのため異常所見はなく、2~3週間後に亀裂骨折が認められ、経過とともにふくらんだ形に仮骨形成が行われ疲労骨折と診断されます。

 

 

中足骨の疲労骨折    腓骨の疲労骨折

中足骨の疲労骨折        腓骨の疲労骨折 

医学書院 標準整形外科学第6版

 

 

環境や習慣を変えて激しい運動を繰り返したときなどに起こることが多く、ほとんど全身の骨に発生しますが特に下肢に多く見られます。発症年齢は発育期の10歳代に集中し、以前は軍隊の訓練などで起こることが多かった足の甲の中足骨に起こる『行軍骨折』は、あらゆる競技種目で発生することから特に有名です。足のすねの脛骨や腓骨に起こるランナー骨折もめずらしくありません。

 

中学・高校に進学したばかりの新入部員は、特に気をつけなければなりません。痛みが出たら無理をせず練習を中止し、早めに整骨院や整形外科などケガの治療を専門に行っている医療機関を受診して下さい。 ≫超音波照射療法

 

 

多発する部位と競技種目

 

 1)前腕の尺骨(肘から下の小指側の骨)・・・中央部で骨折し、剣道に多い。

 2)肋骨(胸の骨)・・・ゴルフや野球のスイング動作で発生する。

 3)腰椎(腰の背骨)・・・スポーツ選手では腰椎分離症もこの病態に含むことがある。

 4)骨盤の恥骨(下腹部の骨)・・・長距離選手に多い。

 5)大腿骨(太ももの骨)・・・長距離選手に見られる。

 6)下腿部の脛骨(膝から下の内側の骨)・・・身体中で最も発生頻度が高く、上1/3部に

   起こるものを疾走型骨折、下1/3部に起こるものを跳躍型骨折という。

 7)下腿部の腓骨(膝から下の外側の骨)・・・うさぎ跳びで起こる。

 8)踵骨(かかとの骨)・・・長距離選手に起こる。

 9)足の舟状骨(土踏まずの骨)・・・陸上やバスケットボール選手に起こる。

10)中足骨(足の甲の骨)・・・あらゆる競技種目に発生し、第2・3中足骨に多く

  『行軍骨折』とも呼ばれる。

 

 

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スポーツ障害・ランニングと膝の痛み(腸脛靭帯炎) Vol.01

2005-06-08

 

スポーツの基本ともいえるランニング、様々なスポーツにおいてトレーニングに取り入れられていますが、このランニングによっていろいろな障害や痛みが発症することもよくあります。当院に来院されるケースでは、膝の痛みの中でも特に外側に起こる腸脛靭帯炎の方が非常に多くいらっしゃいます。

 

腸脛靭帯炎とは、膝の運動に伴い腸脛靭帯と大腿骨の外側顆が擦れ、それを繰り返すことにより膝の外側で炎症を起こした状態です。スポーツなど特にランニング時の下肢の軸の変化によって起こることが多いと言われています。具体的には、走る際につま先が真っ直ぐ進行方向を向いているか、外側を向いているのか、内側を向いているのかという事です。

 

腸脛靭帯炎のメカニズム

 

結果から言いますとランニングの際つま先が内側を向いている人に腸脛靭帯炎が発症しやすいと言われています。つま先が内側を向くと脛骨(膝から下の骨)が内側に回旋し腸脛靭帯に伸張ストレスをかけるようになります。また、この状態がO脚を強調するように働き、さらに外側の緊張を強くします。

 

そのほか環境による影響としては、走る場所の傾斜やシューズの摩耗があります。道路などは水はけを良くするために道路中央に対して路肩のほうが下がっており、腸脛靭帯炎の人が患側を道路の外側にして走ると症状を悪くすることも考えられます。摩耗の激しいシューズも下腿の軸を内側に傾け同様に症状を悪化させます。

 

予防対策としては、ストレッチにより腸脛靭帯の柔軟性を高めておくこと、ランニング時の下腿の軸を真っ直ぐに近づけるように走ること、O脚傾向のある方は靴の中に足底板(中敷)を入れ脚の軸を調整することも有効です。走る場所もアスファルトなどの硬い路面ではないところ、トラックなどでは一方向だけではなく反対方向にも走るようにすることも腸脛靭帯炎の予防になります。一般道では路肩にも注意してください。

 

ランニング後は炎症がより起こりやすいので、必ずクールダウンとアイシングを行ってください。アイシングにより炎症の予防と疲労物質の代謝を促進させることが出来ます。

 

 当院での治療例はこちら ≫BE療法治療例

 

以上、ランニング障害・腸脛靭帯炎についてでした。

 

 

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